トムとジェリー

 

 

 

   トムとジェリー

「トムとジェリー」は、アメリカで制作された7分間のショート・アニメーションで、劇場で長編映画の前や、

その映画と映画の合間のフィルムの掛け替え時間を埋めるためにニュースや予告編と共に上映されていました。

その後、このアニメーションは人気を博し、シリーズ化されアカデミー賞を7回も受賞するヒット作品となりま

した。

「トムとジェリー」は、映画会社のMGMが1940年にアニメ参入にあたって、当時、同社に属していたウィ

リアム・ハンナとジョセフ・バーベラに制作を依頼したのがはじまりで、その後は年代によって制作者が異なり

ます。生みの親であるハンナとバーベラ(1940〜1958)、ジーン・ダイッチ(1961〜1962)、

チャック・ジョーンズ(1963〜1967)で、キャラクターの表情や話の特徴も、その時代により個性が出

ています。

当初のアニメの内容は、ごく一般的な飼いネコのトムと、その家に住むネズミのジェリーがお手伝いさんのいる

大きなお屋敷の中をトムがジェリーを捕まえようとして、家の中を滅茶苦茶にしてしまうというのがメインでし

たが、話が進むにつれ、次第にトムが人間的に振る舞う話や、他の回とは異なる舞台設定で描かれる話に変化し

て行きました。しかし、永遠のライバルであり、日々仲良くケンカしているトムとジェリーが、笑いあり涙あり

の騒動を展開していく事には変わりはないようです。


日本でのテレビ放映は、1964年5月〜1966年2月までTBS系列で放映され人気を博しました。その後

、「新・トムとジェリー」など次々と作られ放映され、長い間人気は衰えず今でもその面白さは色褪せません。


 

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