少年事件記者

 

 

 

   少年事件記者

「少年事件記者」は原作・沢村 毅、絵・石川球太による漫画で月刊漫画雑誌「冒険王」に1960年10

月号〜1961年2月号まで連載され、同時にテレビでも、原作・沢村 毅、脚本・竹内勇太郎でドラマの

「少年事件記者」が1960年9月〜1961年1月まで全20話がNTV(日本テレビ)で放映されまし

た。〔提供:ハウスカレー〕

尚、掲載めんこ裏面には石川球太の漫画の絵が印刷されています。(上記裏面参照)


テレビドラマ出演者 : 梅若正二、松井 巖、大和田 豪、泉 正、他

配役の詳細は不明ですが、当時の「少年事件記者」テレビドラマ台本には梅若正二の名前があり、掲載めん

こに写っているように当時24才で役柄は新聞記者と思われ、少年達の良き相談相手で、生活の中で身近に

起きた事件を共に推理し協力し合って解決して行く筋書きのようです。


梅若正二は、1958年3月大映の「赤胴鈴之助」の映画降板後、1959年1月「天竜の鴉」(主演・勝

新太郎)に出演したのを最後に大映を退社し新東宝に移籍しました。

1960年4月公開の「殺されるのは御免だ」に主演するも翌年の1961年8月に新東宝が倒産。

1962年に大蔵映画に移り、1963年1月公開の「海女の怪真珠」に主演(主演はこの映画が最後)、

同年1月公開「社長と女秘書 全国民謡歌合戦」、1963年6月公開「怪談異人幽霊」の2作品に出演後

、1964年3月、国映の成人映画「肉体の手形」出演を最後に芸能界から去って行きました。


このテレビドラマ「少年事件記者」は新東宝に在籍していた時期ですが、この時はすでに新東宝は業績悪化

し経営状態苦しく新作の映画発表などには、もう手が回らない状態だったようです。梅若正二には“赤胴鈴

之助”での知名度がまだありテレビドラマの出演となったようです。また、NHKテレビの人気番組「ジェ

スチャー」などにも1960年7月5日、宇津井 健らと共に梅若正二はゲスト出演しています。


漫画での「少年事件記者」は石川球太の他に、1960年小学館の「小学五年生」3月号別冊付録に三町半

左(さんちょう はんざ)の漫画でも掲載されています。

 

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