海底人8823(ハヤブサ)

 

  海底人8823(ハヤブサ)

大映テレビ室が製作した、特撮テレビ番組で1960年1月〜1960年6月まで、全26回フジテレビ系で

放映されました。原作者は、東宝怪獣映画「空の大怪獣ラドン」や「大怪獣バラン」の黒沼 健。


出演:エルデ10008823(海底人8823)/井上信彦、勇少年/岩井 雅、及川博士/斎藤清末、博

士夫人/目黒幸子、みどり/梶山純子、井手/坪井研二、縞さん/丸井太郎、その他/南原洋子、高浜裕、色

川 猛、小林昭男、ジョウ・オハラ、荒川さつき、有島圭子、春江ふかみ、清水了太、尾川幸子、大原伸一、

布施三郎、夏目隆史、長崎 琢、錦町慶爾、原田毬子、中原美恵子、他。


今から約50万年前に、太平洋に高度な文明を築いていたエルデ大陸は
地球に大接近したツイフォン彗星のため

海に沈んでしまった。しかし生き残ったエルデ人達は海底に高度な科学文明王国を築き上げていたのである。

そのエルデ人の一人10008823(地底人8823)は、芦ノ湖の湖畔で、陸の調査中に赤土の斜面で足

を滑らせ生命維持装置であるベルトが外れ動けなくなっていたところを、たまたま父の墓参りの帰りで通りか

かった勇少年にベルトをひろってもらい助けられ、落とした腕時計型の無線機も少年に見つけてもらう。

ハヤブサは、お礼に、困った時に自分を呼び出すことができるという3万サイクルの音を出す笛をわたす。

以来、勇少年に危機が迫ると笛の音で呼び出されたハヤブサが地上の平和を守るためやってくる。 

親のいない勇少年は叔父の及川博士の家に身を寄せており、その及川博士は原爆を遥かにしのぐ“X132”

と呼ばれる重要な数式を発見し平和利用しようとしているが、これをドクターブラック率いる「ブラックスタ

ー団」が狙って襲ってくる。

ブラックスター団は無線を利用して暗号で命令を出すこともあるが、ハム(アマチュア無線家)である勇少年

は、すぐに解読してハヤブサと共にブラックスター団の企みを未然に防ぎ悪の組織に対抗する。

この物語は地球人と海底人の双方に害を及ぼすブラックスター団との攻防でハヤブサが大活躍します。


地底人8823の能力は超音速で海底を泳ぎ、携帯している光線銃は先がクルクル回りながら敵の運動神経を

麻痺させることができます。また8823には8人の機械の分身「8823の1」〜「8823の8」がおり

、勇少年が貰った笛を1回吹くと8823の機械の分身が現れ、2回吹くと本物の8823(ハヤブサ)がや

って来ます。ただし3万サイクルの笛は地底人には聞こえますが人間には聞こえません。

地底人8823は超音速で海底を泳ぎ海中から出現してきますが、海から飛び出してくるシーンは逆回転によ

る登場でした。

また、漫画でも黒沼 健・原作、九里一平・画で1960年に月刊漫画雑誌「少年」に連載されています。

 

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