七色仮面

 

  七色仮面

テレビで、1959年6月〜1960年6月まで第1部から第7部の全57回、現テレビ朝日で放映され

ました。主人公の名探偵・蘭光太郎役には、映画「少年探偵団」で明智小五郎を演じた波島 進を第1部

から第4部まで起用。第5部から第7部までは「新七色仮面」として東映第6期ニューフェースの千葉真

一を抜擢し、日体大での体操の経験を活かした躍動感溢れるアクションシーンを取り入れたことにより、

さらに子供層の人気が上がり大好評を得ました。


第1部 コブラ仮面、全12回。第2部 キングローズ、全6回。第3部 レッドジャガー、全7回。

第4部 スリーエース、全6回。(「七色仮面」、波島 進・全31回)


第5部 竜虎の地図、全6回。第6部 毒蜘蛛に手を出すな、全7回。第7部 日本は狙われている、

全13回。(「新七色仮面」、千葉真一・全26回)


出演、波島 進、千葉真一、藤山竜一、安藤三男、潮 健児、萩原 満、岩城力也、小林裕子、香山光子

長谷部 建、山口 勇、三条美紀、岡田敏子、八代万智子、堀 みどり、浅野みどり、沢 彰顕、他。


上記掲載のめんこは、波島 進の七色仮面で、千葉真一の物は作られていません。波島 進は1950年

に東映のニューフェースとして入社。翌年に映画デビューし、以降、数多くの映画に出演し東映現代劇ス

ターの一人として活躍しました。テレビでは「捜査本部」や「七色仮面」に主演後、翌年の1961年か

らスタートした「特別機動捜査隊」では、立石班リーダーでソフト帽がトレードマークの立石主任刑事役

を演じ人気を博しました。また俳優業の傍ら正栄株式会社の社長も兼任し、1971年に「特別機動捜査

隊」降板後、芸能界を49才で引退し実業家に専念しました。(「七色仮面」出演時は37才)


千葉真一はこの「新七色仮面」がデビュー作で当時21才。翌年には「警視庁物語・不在証明」で映画デ

ビューも果たし、以降、アクション界の第一人者として才能を発揮しテレビや映画で活躍して行くことに

なります。(「七色仮面」の後番組は、千葉真一主演の「アラーの使者」)


「七色仮面」は、「月光仮面」(宣弘社製作)の原作者である川内康範に依頼し、東映テレビプロが製作

した仮面ヒーローの第1作で、破格の製作費を投入しテレビ放映後の劇場公開を予定して35mmで特撮

されており、第1部〜第4部が劇場公開されました。


変装が得意な名探偵・蘭光太郎が七色仮面に変身し、二丁拳銃を武器に分身の術やテレポートを使い卓越

した格闘技で悪人と闘う冒険活劇です。

 

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