つんころ大助

 

   つんころ大助

相撲通の原作者北条誠による力士の習慣や生活感情などを描いた少年ドラマで1960年1月〜1961年

8月までフジテレビで放映されました。「つんころ」とは、アイヌ語で「力持ち」を意味するそうです。


出演、長尾大助/根岸直彦、桜川親方/岡 譲司、部屋の出入り職人/益田喜頓、親方の娘/二本柳

敏恵、丘桜(相撲取り)/平凡太郎、山桜(相撲取り)/里井 茂、桜ヶ丘(相撲取り)/河野 彰、床山

/梅津 栄、お手伝いさん/牛込安子、呼び出し見習/ドン杉山、その他/直木みつ男、野沢雅子、水戸光

子、市川和子、中原郁江、若山セツ子、若宮忠三郎(若宮大祐)、小峰千代子、渡 真二、他。


北海道の山奥から上京した長尾大助少年が、体格や怪力などの才能を見込まれ相撲界に飛び込み、相撲部屋

「桜川部屋」での修行の毎日や、親方や女将さんの優しさを描いたスポーツドラマで、毎回、現役の力士が

特別出演し子供達の話題をさらいました。


当時の子供達にとっては相撲人気は高く、遊びでも相撲は欠かせない遊びの一つで、空き地や小学校の休み

時間の校庭などで相撲をとっては遊んだものでした。


相撲人気は栃若時代から柏鵬時代が絶頂で、掲載めんこにも若乃花(上から4行目の右端に)や、明歩谷(

同5行目、左1・2番目)、琴ヶ浜(同5行目、左から3・4番目)、柏戸(同6行目右端)などの力士が

写っており、そのほか栃錦清隆、朝汐太郎、三根山、若三杉、宇田川、九重親方、東富士、宮城野親方(吉

葉山)などが特別出演しています。

また、相撲界のみならず、野球界の別所、藤田元司、近藤和彦、桑田 武、秋山 登、堀本、王などの読売と

大洋のスター選手、更にボクシングの矢尾板、ファイティング原田、そして漫画家の西川辰美、岡部冬彦な

ども出演していたようです。そのほか、役者で俳優でもある藤山寛美のゲスト出演もあったそうです。


このドラマに露木茂が出演していたと云う話があり、調べてみると、当時、露木茂は早稲田大学の学生で、

1963年にアナウンサーとしてフジテレビに入社しており「つんころ大助」のドラマもフジテレビ制作で

、入社まえのテレビ出演がフジテレビ入社に繋がったのかもしれませんが事実は定かではありません。


漫画では、ドラマと同じ北条誠の原作で三島みちひこ・画により月刊漫画雑誌「ぼくら」に1960年3月

号〜1961年9月号まで掲載(付録含む)されています。

 

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