高丸菊丸 「高丸菊丸」は、月刊漫画雑誌「おもしろブック」(少年ブック)に1957年11月、原作:沢田賢二、 絵:南村 喬で絵物語としてスタート。翌月の12月より、原作:沢田賢二、絵:桜井はじめにより漫画と して本格的に連載され、1959年12月まで2年間続きました。 この間、集英社と文化放送がタイアップし漫画の「高丸菊丸」を子供向けの連続ラジオドラマ「高丸菊丸」 として文化放送より放送し人気を博し、さらに、このラジオドラマを基に1959年3月歌舞伎座の製作 (配給は松竹)により「高丸菊丸」疾風篇が映画化されました。
市川春代、糸玉/北条喜久、琴吹/泉 京子、桂比女/朝海圭子、愛民王/市川男女之助、虎王/名和 宏、 白山老人/明石 潮、鬼面/藤田 山、河野朝光/澤村国太郎、ドクロ銀之助/小笠原省伍、黒蛇法師/永井 柳太郎、蝦蟇婆/毛利菊枝、太郎太夫/雲井三郎、他。
明や二谷英明がいます。その後、一時歌舞伎を志し松本幸四郎門下に入って名前を松本錦四郎としました。 そして舞台の松本錦四郎を観た松竹の大谷社長に認められ松竹入りとなり、1958年8月松竹映画「七人 若衆誕生」、同年12月「七人若衆大いに売り出す」に出演。この七人衆には、松本錦四郎のほか、菊丸役 の花ノ本 寿や変幻三日月丸の中山大介、林与一、川田浩三、大谷正弥、大谷ひと江が出演してます。
その後、数々の映画に二枚目俳優として出演したのち、テレビ時代劇「琴姫七変化」で、松山容子の後半の 相手役に抜擢されました。その後はテレビでの活躍も次第に出番は少なくなり、残念ながら1973年1月 に自らの命を絶っています。(享年39歳)
生」でした。映画やテレビに邁進し1962年には一時歌手デビューもしました。その後も映画やテレビ出 演は続きましたが、1973年のテレビドラマを最後に33歳で日本舞踊の発展、伝承に専念しました。
石槌山中で、高丸菊丸の兄弟は父博楽王と共に平和な日を送っていた。が、ある日博楽王はドクロ銀之助の 襲撃を受け、博楽王家の大事を打明けて絶命した。先祖の残した財宝の所在を秘めた竜虎二つの御印のうち 虎の御印は逆臣・朝光に奪われたというのだ。高丸菊丸は、早速、朝光の固めるドクロ城へ向った。だが、 朝光の配下・銀之助に襲われ高丸は谷へ転落、竜の御印を落した。高丸は琴吹という娘に救われたが、琴吹 の父も朝光に殺されたという。一方、菊丸は正義に目覚めた人買仲間の鬼面と協力、さくらをはじめとする 奴隷達を解放した。が、追手に毒矢を射られ仮死状態に陥った。さくらは、妖術使いのガマ婆に命乞いをし た。やがて元気を取戻した菊丸は、さくらが竜の御印が入っているとも知らず川で拾った革袋を婆に渡した ことを知り、婆の洞窟を襲って御印を奪い返した。ところで、博楽王の遠縁に当る愛民王の遺児・桂比女は 、巨船“黒くじら”で朝光の軍船を沈めていた。朝光は兄弟をおびき出す手段として、人質として捕えてい た兄弟の母・玉子を火あぶりの刑に処する断を下した。当夜、高丸菊丸は刑場に忍び寄った。菊丸は、母を 呼ぶさくらの声に、彼女が妹・糸玉だったことを知った。死闘が展開された。菊丸は“黒くじら”を探して 海上に出たが、朝光の軍船の奇襲を受け、船は転覆した。 菊丸らは琴吹に救われた。彼らはドクロ城に入り玉子、糸玉を助けたが、高丸は虎の御印の所在をつきとめ るため城内に留った。銀之助から“黒くじら”を奪取した菊丸らは出陣した。これを知った朝光は要所要所 に鉄砲組を配した。菊丸一行は危いかに見えたが、隠れていた高丸の鉄砲が朝光に向けられた。竜虎二つの 御印を得て、財宝の所在は離れ小島イカズチ島であることが分った。高丸菊丸らは妖術に悩まされながらも 遂に財宝を得、これを貧民救済に役立てることにしたのだった。(あらずじ、goo映画より抜粋)
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