遊星王子

 

 遊星王子

「遊星王子」は、「月光仮面」を制作した宣弘社が手掛けた和製スーパーマン特撮テレビ番組で、1958年

11月〜1959年9月まで全49話を日本テレビ系で放映しました。


出演、遊星王子・ワクさん/三村俊夫(現、村上不二夫)、誠少年(靴磨き)/日吉としやす、君子(靴磨き)

/早ミチ子、武田刑事/武藤英司、ボス/大塚周夫、情婦/安部恵子、配下/久野四郎、川島刑事/奥

脇法彦、スパイ団/司 浩二、解説者/杉浦 宏、宮下選手/大瀬康一、その他/高木二郎、長谷謙一、

宮沢 元、三谷忠雄、花布 浩、小島 隆、八名信夫、他。


主演の三村俊夫(現、村上不二夫)は明治大学を卒業後、新東宝に入社し1954年に俳優デビュー、「遊

星王子」は、その4年後に巡ってきた初の主役の座で30歳の時でした。その後テレビドラマや映画などに

出演したのち、テレビ朝日の「アフタヌーンショー」などのワイドショーのレポーターや、1992年には同テレ

ビ局の「お昼の独占!女の60分」などで司会も務めました。


「遊星王子」の制作は、脚本家、伊上勝によるもので、伊上勝は当時「月光仮面」を観て宣弘社に入社し、

「月光仮面」の後半から脚本に参加しました。その間、自分で「遊星王子」の企画を考え提出したところ、

社長の鶴の一声で制作が決定。そのまま全話の脚本を手掛ける事となったそうです。伊上勝はもともと

脚本家志望で「遊星王子」以降も「快傑ハリマオ」や「隠密剣士」といった宣弘社を代表するヒーローもの

を数多く制作し、フリーになってからも「仮面の忍者 赤影」や「仮面ライダー」といったヒット作品を幾つも

創出しました。


この「遊星王子」は「月光仮面」放映の9ヶ月後にスタートし「月光仮面」が終了した2ヶ月後に「遊星王子」

も終了してますが、制作の重複期には「遊星王子」の中で月光仮面役の大瀬康一は宮下選手役、どくろ

仮面・サタンの爪役の武藤英司は武田刑事役として出演しており、当時は宣弘社の創成期で主役も悪役

も端役として掛け持ちで出演させ役者の数を揃える工夫をしたようです。

なお「遊星王子」のテレビ放映期間11ヶ月の内、9ヶ月間が「月光仮面」の放映期間と重複しています。


あらすじ、地球を宇宙連邦に加えるべく遊星と呼ばれる星からやってきた遊星王子の宇宙船が木曽山中

に墜落し、内部で200年眠り続けたが、ダム工事によって目覚める。そして遊星王子は地球の平和を守

るため普段は靴磨きの青年ワクさんという仮の姿に身を隠し、ひとたび地球に危機が迫ると遊星王子とな

って様々な事件を解決してゆくスーパーヒーローの物語です。


1959年5月19日と同年5月25日には東映制作の梅宮辰夫主演で「遊星王子」、「遊星王子 恐怖の宇宙

船」の2本が映画化され劇場公開されましが、劇場版では仮面を付けコスチュームが違ったり、宇宙船を所

有したりとテレビ版とは全く違うヒーローになっているようです。


 

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